エジプトでテロ事件発生、235人死亡 ISの武装集団がモスクを襲撃

2017年11月26日

IS傘下のグループがエジプトをテロ

【カイロ=佐藤貴生】エジプト北東部のシナイ半島北部アリーシュ近郊で24日、武装集団が爆弾と銃でモスク(イスラム教礼拝所)を襲撃した。
235人が死亡し、125人以上が負傷したという。

ロイター通信がエジプト国営テレビの情報として伝えた。
エジプト政府当局者はテロ事件と断定。
エジプトでのイスラム武装勢力による襲撃事件としては過去最悪規模の被害だといい、死傷者数がさらに拡大する可能性もある。

シナイ半島北部では、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)傘下のグループが活動を続けている。
テロ事件がしばしば起きているが、ISが今回の襲撃事件に関与しているかは現時点で明らかでない。

 現場となったのは、アリーシュから西方に約40キロ離れた地区に位置するモスク。
AP通信によると、4台の車に分乗した武装集団がモスクを爆弾や銃を使って襲撃。

金曜日の集団礼拝のために多くの人々がモスクを訪れていたとみられる。
逃げ惑う人々や救急車に銃撃を加えたとの報道もある。

エジプト政府は犯行グループに反撃

エジプト政府は同日、襲撃事件を受けて、3日間を服喪期間とすることを決めた。

 エジプトのシナイ半島でこれまでに起きたIS傘下のグループによるテロ事件のほとんどは警官や軍を狙ったものだが、今回のようにモスクが狙われることは珍しい。

ロイターによると、現時点ではいずれのグループからも犯行声明は出ていないが、仮にこうした組織が今回の襲撃事件に関与していたとすれば、エジプト治安当局の警備の裏をかいた犯行の可能性がある。

 

ロンドンでもテロと思われる銃乱射事件

【ロンドン=岡部伸】ロンドンの警察当局は24日夕(日本時間25日未明)、中心部の地下鉄駅「オックスフォード・サーカス」構内などで、何者かが銃を発砲したとの情報を基に周辺を閉鎖した。

BBC放送(電子版)などが報じた。
付近の住民らが避難し、警察が詳細を調べている。

現時点では詳細は不明だが、米CNNはテロの可能性があると伝えている。